「鴨川ホルモー」万城目学

鴨川ホルモー (角川文庫)

映画化とは関係なしに読んでみました。

モリミ文学と比較すべきではないと思いつつ、ついつい比較してしまいました。
思ったのは、主人公がまだ社交的な方な事と、よりエンターテイメントだと言うこと。
ファンタジー性やミステリー性はモリミ文学の方が高いですが。
タダでご飯にありつく為に、新歓コンパに参加した京大1回生の安倍。
そこで美鼻を持つ早良さんに一目惚れ。
早良さんに会いたいために謎のサークル京大青竜会に入るが、そのサークルは、「ホルモー」という、式神(鬼)同士を大学対抗で戦わせるサークルだった。
…というのが、あらすじ。
恋愛あり、友情あり、笑いあり、感動ありの、お腹いっぱいな内容です。
でも、話はサクサク進むので、一気に読めます。
キャラも個性的かつ魅力的です。
大木凡人みたいな女の子とか、チョンマゲを結った帰国子女とか。
因みに主人公の心の師は、さだまさしです。