「人間失格」古屋兎丸
- 作者: 古屋兎丸,太宰治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/06/09
- メディア: コミック
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太宰治の「人間失格」を現代に持って来た話です。
主人公の大庭葉蔵は、人に好かれるために道化となって偽の自分を演じてきた。
その葉蔵が息抜きの為に通っている美術予備校で出会った堀木に誘われて出掛けた「集会」で葉蔵の人生が大きく変わっていく。
というのが大まかなあらすじ。
誰だって人に好かれたいと思うけど、ここまで計算してやるのか?!と驚きました。
でもこれって頭が良くないと出来ませんね。
話はだんだんと暗くなっていくのですが、自称親友の堀木の存在が、その暗さを緩和してくれてます。
これ読んで原作も読んでみたくなりました。
幸いにも家族が原作を持っていたので借りて読んでみようと思います。