「人間失格」太宰治

人間失格 (集英社文庫)

人間失格 (集英社文庫)

実際に読んだのは新潮文庫なんですが、ヴィジュアル的にはこの集英社文庫版が好きです。

この本を読むきっかけになったのは、ここで紹介したマンガを読んで原作にも興味が沸いたからです。

マンガでは舞台を現代に移しているけど、原作の舞台は昭和初期。
割と淡々とした感じで話が進んでいきます。

面白いなぁと思ったのは、主人公の葉蔵が金無し・家無しになっても、女だけは自分から寄ってくること。
そして、結果的に女に食べさせてもらって生き延びていくという世渡りの上手さ。
顔のイイ男は得だなーと思いながら読んでました。

原作では淡々と話が進んで行ったけど、マンガではどうなるのか楽しみです。
割と短いですし、話のテンポも良いので、読み易かったです。