「古道具 中野商店」川上弘美

古道具 中野商店 (新潮文庫)

古道具 中野商店 (新潮文庫)

「骨董品」「アンティーク」ではなく「古道具」を扱ったお店。
なので、そんなに敷居は高くなく、お店の人も何だか庶民的。
古道具の話よりも、その店で働く人たちや同業者、そして売りに来る客、買いに来る客との人間関係に重きが置かれていました。

話自体は面白かったんですが、ちょっと登場人物が好きになれませんでした・・・。
嫌い、って程でもないけど、好き、でもない。
多分、会話中に「はあ。」と「はあ?」が多く出てきたのが原因かと。
それがちょっと気になってしまいました。

でも、こういう気軽に入れる古道具屋さんに行ってみたくなる話だった事は確かです。